こんにちは、まはろ那覇国場店の平安です。
今月、10月6日 月曜日は、旧8月十五夜
沖縄は旧暦8月15日 十五夜に行う沖縄月見行事
沖縄の十五夜(ジューグヤ)は、旧暦8月15日に行われる月見行事です。
旧暦で数えるため、新暦では毎年日付が異なり、2025年は10月6日月曜日にあたります。
もともと「月拝み(チチウガミ)と呼ばれ、お月さまに日々のお守りへの感謝と豊作や無病息災、子孫繁栄を祈願する日でした。
琉球王朝時代にはノロ(祝女)が殿内で拝みを行ない、家庭ではヒヌカン(火の神)、仏壇、トゥクヌカミ(床の神)にお供えをしていました。
又、この時期は稲や麦などの収穫期と重なり、地域によっては大綱引きや八月踊り、クイチャーなどの行事も行われます。
十五夜は、自然への感謝と家族の健康を願う、沖縄に根付いた大切な年中行事なのです。
本州の十五夜と違い、沖縄ではフチャギを供える
本州での十五夜は、縁側や窓辺に月見団子やススキを飾り、月を鑑賞する風習が中心ですが、
沖縄では「鑑賞」よりも「拝み」の意味合い強く、家庭の神棚や仏壇に「フチャギ」と呼ばれる塩豆もちを供えます。
フチャギは、もちが月、小豆が星や子どもを表すとされ、小豆をたっぷりまぶすことで子孫繁栄や豊作を願う縁起物です。
さらに小豆の赤色には魔除けの意味もあり、不浄を祓い清める象徴とも考えられています。
フチャギの作り方